友達でいることは難しいですか?

龍我の第一印象は「アニメとかに出てきそうな主人公だな」でした。そして、その思いはすぐに確信に変わりました。

まず、この人は自分の過去についてほとんど語らない。また、彼はよく授業を抜け出す。帰ってくるとすぐに極度の疲労感に襲われ、口から血が噴き、制服の袖や袖口が破れてしまうなどの症状が出る。

さらに龍我の周りにはいつも美女たちがいる。学園内のアイドル的存在、雪宮栞。クールな剣の達人、蒼ヶ崎零。謎の転校生、エルミラ・マッカートニー。こういう人たちが龍我の前に現れるととてもうんざりします。 「おい龍我！」とか言って必死に騒がなければなりません。 「どうやって雪宮と知り合ったんだ！」とか、「なぜ美少女剣士青ヶ崎がわざわざ龍我に会いに教室に来たの!?」とか「エルミラ！」とか。リュウガの目に映るものは何だ！」

…それで、なぜ私はこんなことをしているのでしょうか？それは、私、小林一郎は友達のプロだからです。

主人公の中の主人公、火ノ森龍牙を親友キャラとして応援するのが私の天職です。

親友・小林一郎の共演で贈るラブコメが幕を開ける！